Subject:
詩篇86篇 研究のための下ごしらえ(ケイヤ)
From:
"keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com>
Date:
2005/06/06 10:25
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

こんにちは、+KeiyaKannoです。

●構造

A 1-4 悩み、貧しいしもべをあわれんでください
	B 5 主はいつくしみ深く、赦し、恵み深い

		C 6-7 苦難の時の祈りを聞いてください

			D 8-10 奇しいみわざによって御名をあがめる

				X 11 道を教えてください

			D 12-13 恵みによる救いによって御名をあがめる

		C 14 悪者は攻撃している

	B 15 主はあわれみ深く、情け深く、怒るのにおそく、恵みに富む
A 16-17 しもべをあわれんでください

●構造の説明

この詩篇は典型的なキアスマスになっているというように考えることができる。
ABの部分では主の恵みによってしもべを救ってくださいと願っている。Cの部分
では自分が苦しみの中にいるということを詩人は祈っている。Dで強調されてい
るのは御名をあがめるということである。詩人は御名をあがめ、その理由を説明
している。そして中心の11節では道を教えてくださいと願っているのである。

●気が付いたこと

・詩篇54篇はこの詩篇に似ている。特に3節は14節に似ている。

・15節は出エジプト記34章にある神の御名の宣言を思い出す。

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+KeiyaKanno
mailto:keiya@kanno.com
May God bless you!
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