Subject:
詩篇90篇 帰る(ケイヤ)
From:
"keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com>
Date:
2005/07/05 10:54
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

こんにちは、+KeiyaKannoです。

この詩篇で対比されている箇所として目立つのは3節と13節である。3節では私た
ちはちりに帰るということが書かれているが、13節では神に帰ってきてください
と願っている。内容は全く違うが、両方で同じ「帰る」という言葉が使われてい
る。それでその2つのテーマの関係を他の聖書の箇所で「帰る」という言葉を見
て考えました。

■創世記3:19

人間は死んだらちりに帰るということはこの箇所で神がアダムに宣告された。人
間が罪を犯した時に神は蛇、エバ、そしてアダムに預言、宣告を与える。神はア
ダムに死の宣告をする。それは彼が食べたら死ぬと言われていた善と悪の知識の
木の実を取って食べたからである。彼はまちがったやり方で善と悪の知識、知恵
を手に入れようとしたのである。

■創世記8:3

ここで水が地から引いていくということが書かれているが、それは詩篇90篇にあ
る帰るという言葉と同じである。そのことから考えられるのは、洪水の水という
神の怒りを表すものによってすべての生き物はちりに帰ったが、それが帰り、神
が帰ってきてくださるということである。神は洪水が終わった時にノアの家族に
契約の虹を見せてくださったが、それは詩篇90篇で詩人は恵みを見せてください
と願っているという形で表れている。

■創世記8:7, 9, 12

この箇所にはノアが地の面にあった水が引いたのかどうかを知るために放った鳥
が帰ってきたということが書かれている。

■創世記14:16

ここで帰るという言葉は取り戻すなどの意味を持っているということを見ること
ができる。

■創世記15:16

神はアブラハムに契約を与えてくださる。神はアブラハムの子孫はエジプトに行
くが、4代目のものはカナンの地に帰ってきてそこを相続するということを約束
してくださる。

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+KeiyaKanno
mailto:keiya@kanno.com
May God bless you!
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