Subject: 詩篇90篇 人間の知恵(将) |
From: Shou Itou |
Date: 2005/07/05 16:53 |
To: "+saiwai.net" <saiwainet@yahoogroups.jp> |
こんにちは、+イトウショウです。 詩篇90篇では、詩人が人間のむなしさを悟る知恵を神に求めています。そのよう な知恵について聖書の中から見ました。 ●申命記32:29 もしも、知恵があったなら、彼らはこれを悟ったろうに。自分の終わりもわきま えたろうに。 モーセは、イスラエルがエジプトを出発してからの歴史を振り返っている。イス ラエルは神からの一方的な恵みによってエジプトから出発させられたのに、彼ら は自分たちが空しいものであったということを悟らなかった。それなので、イス ラエルは荒野の中で数々の罪を犯してしまった。彼らは、世界が創造される前か ら永遠に存在していた岩なる唯一の神なる主を自分たちの住まいとして認めな かったのである。 ●詩篇39:4-6 4節 主よ。お知らせください。私の終わり、私の齢が、どれだけなのかを。私 が、どんなに、はかないかを知ることができますように。 この箇所は詩篇90篇にとても似ている箇所である。詩人は悪者の攻撃に耐えるた めに自分で沈黙を守っていたが、その苦しみは次第に激しくなっていった。それ で、詩人は人間が空しい存在であること、人間は主に望みを置かなければならな いことを悟ったのである。人間は神から離れては何も出来ない。それは詩篇 90 篇でも語っていることである。自分がどの様な者であるかを知っているものは、 自分の望みを主に置く。 ●イザヤ書47:7 あなたは『いつまでも、私は女王でいよう。』と考えて、これらのことに心を留 めず、自分の終わりのことを思ってもみなかった。 イザヤはこの箇所で、メサイアなるクロスによるバビロン帝国の裁きを宣言して いる。主はクロスに油を注いで、イスラエルを助けさせてくださる。イスラエル を支配したバビロン帝国は、自分たちがどの様な者であるのかということを忘れ てしまったために、神による裁きは帝国に下る。そして、イスラエルは再び栄光 を受けることとなる。-- CREC Mitaka Evangelical Church - MFK Shou Itou - Christian Homeschooler in Japan mailto:shou_itou@parkcity.ne.jp