みーちゃんです。

詩篇９２篇の概略を細かく研究してみました。

■概略：

１－４節：主のみわざを感謝する
５－６節：悪者は主のみわざを知らない

７－１１節：悪者は滅ぼされる
１２－１５節：正しい者は栄える

■みわざについて：

１－４節と５－６節は、みわざの話においてつながっています。そして、この両方
の段落は主のみわざについてですが、言っていることは対照的です。なぜなら、
１－４節に出てくる正しい者は主のみわざを見て、喜び歌い、主に感謝していま
す。しかし、反対に５－６節にでてくる悪者は、主の偉大なみわざを見ても、そ
れを分かりませんし、知りません。この二つの段落には、このような対比がある
ので、４節と５節は同じみわざの話であるが、わけています。

■”良いことです。”：

１節の”良い”という言葉は、創造の箇所で神様がよしとされた、という所にも使
われている、ヘブル語で”トブ”という言葉です。ここで、この”トブ”という言葉
と、神様のみわざについての話がでてくるということは、私たちは神様の創造の
みわざを連想しなければいけないということです。また、創世記ということでも
う一つ、詩篇９２篇から連想するのは、エデンの園と１２－１５節の段落にあ
る、正しい者は栄えるということです。

■神様のみわざと悪者の滅び：

５－６節：悪者は主のみわざを知らない
７－１１節：悪者は滅ぼされる

この二つの段落の関係とは、神様のみわざです。悪者は、５－６節でみわざを知
らない、わからないと言ったので、神様は７－１１節で悪者に直接みわざを見せ
ているということです。ここで、神様が悪者に見せたみわざというのは、神様の
悪者への完全な永遠の勝利です。そして、８節でも分かる通り、神様は”とこし
え”であり、７節に書かれている通り、悪者には”永遠”の滅びが与えられます。

■悪者は永遠に滅びる、正しい者は年老いてもなお栄える：

神様は、悪者に永遠の滅びを与えられ、正しい者を栄えさせてくださいました。
この二つの報いは正反対です。そして、これらは７－１１節と１２－１５節で対比
されています。両方とも”永遠”の報いが与えられますが、一方は滅びで、一方は
祝福（栄え）です。

--------------------------------------
　:: Miwaza Kanno ::
　miwaza@miwaza.com
　http://miwaza.com
　God be with you :)
--------------------------------------