Subject:
詩篇92篇 90篇、91篇との関係(ケイヤ)
From:
"keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com>
Date:
2005/07/19 12:06
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

こんにちは、+KeiyaKannoです。

この詩篇の構造は詩篇90篇、91篇と同じように大きく分けて2つにすることがで
きる。前半は1-6で、そこで正しい者はみわざを賛美しているが、悪者にはその
みわざが分からないということが書かれている。後半は7-11で、正しい者が高く
上げられ、栄えることと、悪者が滅びるということが対比されている。このよう
な構造で考えると前半で賛美していた、また悪者には理解できなかったみわざと
は後半にあるさばきのことであるというつながりになる。このような構造である
ことを踏まえて90篇、91篇との関係を考えました。

■詩篇90篇

この詩篇で詩人が祈っているのは、怒りによって人間は滅びるが、主は神であ
り、住まいであるということである。また楽しませてくださいとも願っている。
これらのテーマは92篇につながっている。人間は滅びるということは後半で言わ
れていることにつながる。ここで悪者は滅びるが、正しい者は大庭で栄えると言
われている。正しい者は大庭にいるので、栄えるのである。これは主がその住ま
いであるということである。また90篇の最後の祈りはみわざをしもべに見せると
いうことであることも忘れてはならない。この祈りに答えてくださるので92篇が
あるのである。

■詩篇91篇

詩人は自分が主を避け所とし、主の中に住んでいるために周りの苦しみ、わざわ
いから守られていることを主に感謝している。そのあとの14節でまず詩人を高く
上げるということ、そして長いいのちを与えるということが書かれている。長い
いのちを与えるということも、高く上げるということも神の詩人に対してなされ
るみわざなのである。

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+KeiyaKanno
mailto:keiya@kanno.com
May God bless you!
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