こんにちは、+イトウショウです。

大水のとどろきについてみました。

●エレミヤ書10:13, 51:16
主が声を出すと、水のざわめきが天に起こる。主は地の果てから雲を上らせ、雨
のためにいなずまを造り、その倉から風を出される。

上に書いた二つの聖書箇所は全く同じである。エレミヤ書の中には他にも、この
ように全く同じ箇所が複数ある。しかし、使われている場所は対照的である。
10章の箇所はイスラエルについて、51章の箇所はバビロンについて使われている
のである。

10章でエレミヤはイスラエルの家に対して宣告を与えている。その中で彼は、主
の偉大さについて告白している。6節は詩篇93篇に似ている。「主よ。あなたに
並ぶ者はありません。あなたは大いなる方。あなたの御名は、力ある大いなるも
のです。」

本題の13節においては、主が水のとどろきを起こすと言うことが書かれている。
詩篇93篇を見ると、主の力強さは大水のとどろきに勝るということが書かれてい
る。主は大水のとどろきを起こされるが、起こされたとどろきは起こし主を越え
ることはないのである。主は永遠に偉大な方である。10:12節では主が創造主で
あることが書かれている。この箇所は詩篇93篇と似ている。

●エレミヤ書51:55
主がバビロンを荒らして、そこから大いなる声を絶やされるからだ。その波は大
水のように鳴りとどろき、その声は鳴りどよめく。

エレミヤはバビロンに対する裁きの預言を行っているが、驚くべきことはこの預
言がバビロン帝国の絶頂期になされたということである。主は歴史を支配してお
られるので、ご自分の預言者に伝えられたことは必ず成就し、成就しないものは
何もない。

裁きを宣告されたバビロン帝国は偉大であり、非常に巨大な帝国であったが、そ
の帝国は更に大きい、大水のように鳴り轟く波によって砕かれてしまう。人間は
どんなに偉大であっても神に逆らえば裁かれてしまう結果になる。義なる主は全
世界を支配し、悪を必ず裁かれる。

●ハバクク書3:10
山々はあなたを見て震え、豪雨は流れ去り、深い淵はその声を出し、その手を高
く上げます。

このハバクク3章はハバククの祈りである。この箇所がある段落は3:8-13であ
る。8節には主が川に対して怒りを燃やされることが書かれている。川だけでは
なく山々も主を見て畏れるということは10節である。全世界は全能なる主の偉大
さを見て、畏れおののいてしまう。

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CREC Mitaka Evangelical Church - MFK
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