+みくにです。
聖書の中から女の人が踊っている箇所を探しました。
■出エジプト記15:20
アロンの姉、女預言者ミリヤムはタンバリンを手に取り、女たちもみなタンバリンを持って、踊りながら彼女について出て来た。
・これは、聖書の中で一番最初に出てくる箇所である。アロンの姉ミリヤムが踊っている。出エジプトの大きな奇跡の後である。
■出エジプト記32:19
宿営に近づいて、子牛と踊りを見るなり、モーセの怒りは燃え上がった。そして手からあの板を投げ捨て、それを山のふもとで砕いてしまった。
・ここでは、悪い意味の踊りである。モーセが十戒の板をいただいて、山から下りてくると子牛の周りを民が踊っていた。
■士師記11:34
エフタが、ミツパの自分の家に来たとき、なんと、自分の娘が、タンバリンを鳴らし、踊りながら迎えに出て来ているではないか。彼女はひとり子であって、エフタには彼女のほかに、男の子も女の子もなかった。
・エフタがアモン人と戦うときに主に誓願を立てた。それは、彼が無事に家に帰ってきたとき、家から迎えに出てくる者をささげるということであった。帰ると、エフタの一人娘がタンバリンを鳴らして踊りながら出てきた。ここでも、勝利したときにおどっている。
■第一サムエル記18:6
ダビデがあのペリシテ人を打って帰って来たとき、みなが戻ったが、女たちはイスラエルのすべての町々から出て来て、タンバリン、喜びの歌、三弦の琴をもって、歌い、喜び踊りながら、サウル王を迎えた。
・ダビデがペリシテ人ゴリヤテを打ち破り、彼らに対して勝利を得たとき。みなが戻ると女たちが歌い、喜び踊りながらサウルを迎えた。しかし、彼らの歌は非常な皮肉であった。これも勝利のときである。
■コメント:
これらの4つの箇所を見ると、ひとつの出エジプト記32章を除いて、勝利の時に踊っていることがわかる。
ひとつは出エジプトに対する勝利。
次はアモン人に対する勝利。
最後はペリシテ人に対する勝利である。
女たちは戦いに行かないので、帰ってきた男の人たちを迎えに出る。そのときに踊りながら出てくる。
興味深いのは、出エジプト記32章以外の三つの箇所で、女たちが使っている楽器はタンバリンである。タンバリンは勝利を表す楽器なのか?