Subject:
詩篇97篇 女の人の踊り
From:
"Mikuni Kanno" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2005/08/31 11:22
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

+みくにです。

聖書の中から女の人が踊っている箇所を探しました。

■出エジプト記15:20

アロンの姉、女預言者ミリヤムはタンバリンを手に取り、女たちもみなタンバリンを持って、踊りながら彼女について出て来た。

・これは、聖書の中で一番最初に出てくる箇所である。アロンの姉ミリヤムが踊っている。出エジプトの大きな奇跡の後である。

■出エジプト記32:19

宿営に近づいて、子牛と踊りを見るなり、モーセの怒りは燃え上がった。そして手からあの板を投げ捨て、それを山のふもとで砕いてしまった。

・ここでは、悪い意味の踊りである。モーセが十戒の板をいただいて、山から下りてくると子牛の周りを民が踊っていた。

■士師記11:34

エフタが、ミツパの自分の家に来たとき、なんと、自分の娘が、タンバリンを鳴らし、踊りながら迎えに出て来ているではないか。彼女はひとり子であって、エフタには彼女のほかに、男の子も女の子もなかった。

・エフタがアモン人と戦うときに主に誓願を立てた。それは、彼が無事に家に帰ってきたとき、家から迎えに出てくる者をささげるということであった。帰ると、エフタの一人娘がタンバリンを鳴らして踊りながら出てきた。ここでも、勝利したときにおどっている。

■第一サムエル記18:6

ダビデがあのペリシテ人を打って帰って来たとき、みなが戻ったが、女たちはイスラエルのすべての町々から出て来て、タンバリン、喜びの歌、三弦の琴をもって、歌い、喜び踊りながら、サウル王を迎えた。

・ダビデがペリシテ人ゴリヤテを打ち破り、彼らに対して勝利を得たとき。みなが戻ると女たちが歌い、喜び踊りながらサウルを迎えた。しかし、彼らの歌は非常な皮肉であった。これも勝利のときである。

■コメント:

これらの4つの箇所を見ると、ひとつの出エジプト記32章を除いて、勝利の時に踊っていることがわかる。

ひとつは出エジプトに対する勝利。
次はアモン人に対する勝利。
最後はペリシテ人に対する勝利である。

女たちは戦いに行かないので、帰ってきた男の人たちを迎えに出る。そのときに踊りながら出てくる。
興味深いのは、出エジプト記32章以外の三つの箇所で、女たちが使っている楽器はタンバリンである。タンバリンは勝利を表す楽器なのか?