Subject:
詩篇98篇と詩篇96篇の比較(ケイヤ)
From:
"keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com>
Date:
2005/09/05 10:56
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

こんにちは、+KeiyaKannoです。

詩篇98篇に一番似ている詩篇が詩篇96篇である。それでどのような部分が似てい
るのか、どのような部分が似ていないのか、それぞれのメッセージは何なのかを
研究しました。

■似ているテーマ

両方の詩篇でまず目立つのは両方とも新しい歌を賛美するようにという招きが最
初にあるという点である。その招きから両方の詩篇は展開していく。

その賛美とは主の奇しいわざ、御救い、義によるさばき、主の真実、主が王であ
ることなどを歌うものである。

賛美しているものたち、賛美するように招かれているものも共通している。それ
らは全地、国々の民、地、海などである。

■似ていないテーマ

この詩篇は似ているように見えるが、強調されている部分は違うというように考
えることができる。また形も似ていない。

詩篇98篇は短い賛美、長い理由、長い賛美、短い理由のABABの構造になってい
る。しかし、詩篇96篇の構造は大きく2つに分かれ、ABA、BABの構造になってい
る。両方の詩篇には同じ賛美と理由というパーツがあるが、その構造は別になっ
ているのである。

詩篇96篇で何度も強調されていたが、詩篇98篇に全くでてこないのは「栄光」と
いうテーマである。96篇では主の栄光が天にあるということなどが言われていた
が、そのようなテーマは98篇にはない。このことと共通しているが、98篇には
天、聖所などの主の住まいなどもでてこない。反対に98篇のみにあり、ここで強
調されているテーマは賛美である。ここで主をどのような楽器で賛美するのかな
どが言われている。また恵みと真実というテーマも98篇にのみある。

■メッセージ

このようにそれぞれのテーマ、特に似ていないテーマを見るとそれぞれの詩篇の
メッセージが分かる。96篇では主が義なるさばきをすることによって、栄光が表
されるので、全世界は新しい歌を賛美せよということが言われている。98篇では
主が義なるさばきによって民に救いを与えてくださったことを全世界は叫び、楽
器によって歌わなければならないということが言われている。この2つの関係は
また考えなければならない。

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+KeiyaKanno
mailto:keiya@kanno.com
May God bless you!
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