Subject: 詩篇98篇とモーセの歌(ケイヤ) |
From: "keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com> |
Date: 2005/09/07 12:30 |
To: saiwainet@yahoogroups.jp |
こんにちは、+KeiyaKannoです。 第4巻で目立つことの1つは「モーセ」という言葉が何度もでてくるということで ある。詩篇の中で第4巻以外にこの言葉は1回しかない。そしてこの巻物の中心的 なテーマは神が王であり、人々はその民となるということである。それで主は王 であるということを歌っている出エジプト記15章、そしてヨハネの黙示録の特に 15章との関係を見ました。 ■出エジプト記15章 ヨハネの黙示録15:3でサタンに打ち勝った者たちが賛美していたものは小羊の歌 とモーセの歌であるということが言われている。それで出エジプト記のモーセの 歌がどのようなものなのかをまず調べた。 ・概略 モーセは主が命じられた通りにエジプトからイスラエルの民を連れ出し、分かれ た海を渡り、またその中でエジプトの軍が滅びるのも見た。それでモーセとイス ラエル人は前半で、主が偉大なわざによってエジプトの民を滅ぼしたということ を賛美する。後半で、主は敵を滅ぼして民をご自分の聖所に導いてくださったこ とを賛美している。 ・比較 この出エジプト記15章の賛美で最も大切なのは最後にある「主は王である」とい うことである。「主はとこしえまでも統べ治められる」という言い方になってい るが、これは「主は王である」という言い方と完全に同じヘブル語である。それ でこの賛美では主が王としてさばきをなし、民を導いているということを歌って いることが分かる。 主は救いを右の手で行ってくださり、勝利を民に与えてくださる。そのことは両 方の賛美で歌われている。またこの勝利は神の恵みによって与えられたものであ るということも覚えなければならない。 ■ヨハネの黙示録15章 神が敵に対して勝利をし、民をご自分の聖所、住まいに導いてくださることが モーセの歌だと分かったら、次はヨハネの黙示録15章を見なければならない。 ・概略 ヨハネの黙示録全体は王の詩篇であり、救いを賛美する新しい歌である。主は古 いイスラエルの民をさばき、新しい民を立たせてくださる。それで救われた者た ちは主を賛美するのである。その者たちはモーセの歌と小羊の歌を歌う時にさば きをなされる王として賛美しているのである。 ・比較 ここにも主は王であるというこははっきりとでてくる。またここでは正しいさば きということも歌われている。ここにだけあって98篇にでてこないのは聖という テーマである。主が聖であるということは第4巻ではあまり強調されていない。 ------------------------- +KeiyaKanno mailto:keiya@kanno.com May God bless you! -------------------------