Subject:
詩篇100篇 「主の恵みはとこしえまで」(将)
From:
Shou Itou
Date:
2005/09/20 15:52
To:
"+saiwai.net" <saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは、+イトウショウです。

「主の恵みはとこしえまで」というフレーズについて考えました。

このフレーズは旧約聖書の中で、特に詩篇の中で多く使われている讃美の決まっ
た型である。とはいっても、詩篇の中では136篇の26節すべてに入っているほか
は、あまり多くは出て来ない。そのほかでは、第1歴代誌16章、第2歴代誌5章、7
章、20章、エズラ記3章、エレミヤ書33章などに使われている。

これら上に上げた箇所のほとんどには共通点がある。すなわち、神殿もしくは幕
屋についてであるということである。第1歴代誌16:34, 41は、ダビデが幕屋の中
に契約の箱を運び込んで、各種のいけにえを捧げた後に、主を讃美する箇所であ
り、第2歴代誌5:13、7:3, 6はソロモンの神殿奉献の箇所である。

第1歴代誌20:21は神殿についてではなく、ヨシャパテの戦いの時である。ヨシャ
パテは出陣の際、聖歌隊たちに主への讃美を歌わせた。彼らが讃美をしている
と、主はヨシャパテを攻めていた敵を同士討ちさせて、ヨシャパテを救われた。

エズラ記3:11は再び神殿についてである。ユダヤ人たちは捕囚から帰ってきて、
主の神殿を再建しようとその礎を据えたときに、主への讃美を歌った。

エレミヤ33:11は、一見すると神殿についてであるとは書かれていないが、主は
エルサレムを再建されるということで、エルサレムが神殿とつながるということ
は考えられる。更に、17節からではいけにえや契約の話が出ている。これらも神
殿の話しと関係する。

神殿で主に仕える祭司たちは、喜びを持って主に仕え、歌いながら主の御前に来
る。彼らは、周辺の民に対して、三位一体なる主こそが自分たちの創造主である
ということを述べ伝えていくのである。

-- CREC Mitaka Evangelical Church - MFK Shou Itou - Christian Homeschooler in Japan mailto:shou_itou@parkcity.ne.jp