こうです。8・9節で出てくる主の御名についてみました。
●出34:6・7
6 主は彼の前を通り過ぎるとき、宣言された。「主、主は、あわれみ深く、情け深い神、怒るのにおそく、恵みとまことに富み、
7 恵みを千代も保ち、咎とそむきと罪を赦す者、罰すべき者は必ず罰して報いる者。父の咎は子に、子の子に、三代に、四代に。」
・これは主がモーセにシナイ山で十戒を与えるところである。
●民14:18
『主は怒るのにおそく、恵み豊かである。咎とそむきを赦すが、罰すべき者は必ず罰して、父の咎を子に報い、三代、四代に及ぼす。』と。
・ここでイスラエルはカナンの偵察をしたものたちが戻ってきた時に、その報告を聞いて、嘆き悲しんでいる。それで主はイスラエルを滅ぼそうといわれるが、モーセは主にとりなしの祈りをする。
●詩86:15
しかし主よ。あなたは、あわれみ深く、情け深い神。怒るのにおそく、恵みとまことに富んでおられます。
・ダビデはここで自分を哀れんでくださるように祈っている。
●詩145:8
主は情け深く、あわれみ深く、怒るのにおそく、恵みに富んでおられます。
・ここでダビデは主を賛美し、主がどのようなお方なのかを言う。
●エレ3:12
行って、次のことばを北のほうに呼ばわって言え。背信の女イスラエル。帰れ。――主の御告げ。――わたしはあなたがたをしからない。わたしは恵み深いから。――主の御告げ。――わたしは、いつまでも怒ってはいない。
・ここで主はエレミヤを通してイスラエルに呼ばわっている。
●ヨエ2:13
あなたがたの着物ではなく、あなたがたの心を引き裂け。あなたがたの神、主に立ち返れ。主は情け深く、あわれみ深く、怒るのにおそく、恵み豊かで、わざわいを思い直してくださるからだ。
・ここで主があわれみ深いので主に立ち返れと呼ばわっている。
●ヨナ4:2
主に祈って言った。「ああ、主よ。私がまだ国にいたときに、このことを申し上げたではありませんか。それで、私は初めタルシシュへのがれようとしたのです。私は、あなたが情け深くあわれみ深い神であり、怒るのにおそく、恵み豊かであり、わざわいを思い直されることを知っていたからです。
・ここでヨナは主がニネベが悔い改めた後に怒るのをやめられた時、この祈りをする。
以上です。
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Koh Aoki 青木 光
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