+みくにです。
詩篇103篇と詩篇104篇を比較しました。
■同じキーワード:
・わがたましいよ。主をほめたたえよ。
・天
・すべて造られたもの
・御使い
・ちり
・満たされる
・みわざ
■同じテーマ:
・わがたましいよ。主をほめたたえよ。
・私たちはちりに過ぎない者である
・みわざを知らされる
・新しく造られる(103:5,104:30)
■同じ概略の形:
詩篇103篇と104篇の概略は、ABBAとABABの繰り返しになっている。103はABABからABBAになっていて、104はABBAからABABになっている。
103にはあるけど、104にはないことは、憐れみ、恵みの話である。直接は出ていない。後は、罪の赦しについても書かれていない。104にはあるけど、103にはないことは、主の栄光の話、悪者がさばかれると言う話である。
■気がついたこと:
御使いというキーワードの対比は気がつかなかった。しかし、ちりに過ぎないということの対比は覚えていた。104:4はヘブル書1:7に引用されている。
そこでは、御使いについてということで引用されている。102篇に引き続き、ヘブル書に引用されているということは興味深い。
詩篇103の方には主のあわれみ、恵みが書かれていて、104の方にはさばきが書かれているように見える。詩篇104篇の構造は支配→あわれみ、さばき→永遠のいのちというつながりになっている。