Subject:
詩篇104篇 103篇と比較
From:
"Mikuni Kanno" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2005/10/19 11:21
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

+みくにです。

詩篇103篇と詩篇104篇を比較しました。

■同じキーワード:

・わがたましいよ。主をほめたたえよ。
・天
・すべて造られたもの
・御使い
・ちり
・満たされる
・みわざ

■同じテーマ:

・わがたましいよ。主をほめたたえよ。
・私たちはちりに過ぎない者である
・みわざを知らされる
・新しく造られる(103:5,104:30)

■同じ概略の形:

詩篇103篇と104篇の概略は、ABBAとABABの繰り返しになっている。103はABABからABBAになっていて、104はABBAからABABになっている。

103にはあるけど、104にはないことは、憐れみ、恵みの話である。直接は出ていない。後は、罪の赦しについても書かれていない。104にはあるけど、103にはないことは、主の栄光の話、悪者がさばかれると言う話である。

■気がついたこと:

御使いというキーワードの対比は気がつかなかった。しかし、ちりに過ぎないということの対比は覚えていた。104:4はヘブル書1:7に引用されている。

そこでは、御使いについてということで引用されている。102篇に引き続き、ヘブル書に引用されているということは興味深い。

詩篇103の方には主のあわれみ、恵みが書かれていて、104の方にはさばきが書かれているように見える。詩篇104篇の構造は支配→あわれみ、さばき→永遠のいのちというつながりになっている。