Subject:
詩篇106篇 105
From:
"Miwaza J. Kanno" <miwaza@miwaza.com>
Date:
2005/11/02 11:48
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

みーちゃんです。

詩篇106篇と詩篇105篇を概略に基づいて比較しました。

■1-7節(105) = 1節(106):

二つの詩篇は、両方とも最初の段落に置いて、神様を賛美するように、国々に呼
びかけています。そして、この二つの詩篇では、特に神様のみわざを賛美するよ
うに、と特定されています。詩篇106篇で特徴的なのは、ハレルヤという賛美
の言い方が、後半だけでなく、前半にもでてくるということです。

■8-15節(105) = 2-5節(106):

この、詩篇105篇8-15節は、詩篇106篇の一部が引用されている、1歴
代誌の箇所にも引用されている所です。105篇の場合は、アブラハム時代のこ
とについて、詩篇106篇では、”御民”について書かれています。

■16-36節(105) = 6-42節(106):

この二つの段落は、イスラエルの民となった時代について語られています(詩篇
105篇にはヨセフの話もでてくる)。同じ民について書かれていますが、決定
的に違うのは、詩篇105篇の場合、神様のエジプトへのさばきが中心とされて
いること、そして、詩篇106篇では、イスラエルの主に対する反逆が中心とさ
れていることです。

■37-42節(105) = 43-46節(106):

この二つはすこし、似ています。二つの段落、両方とも、神様はイスラエルを最
終的に救い出してくださった、ということを言っています。しかし、詩篇105
篇の場合は、ここで神様のみわざを詩篇106篇よりも具体的に言っています。
また、詩篇106篇は、神様の救いのみわざという”あわれみ”に焦点が置かれて
いるといえるでしょう。

■43-45節(105) = 47-48節(106):

詩篇105篇も詩篇106篇も、最後は”ハレルヤ”という賛美の言葉で終わって
います。そして、この詩篇106篇の最後にでてくる”すべての民はアーメンと
言え...”ということは、民は主のおきてを守るということである、とも言え
るかもしれません。

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 Miwaza J. Kanno
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 God be with you :)
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