Subject:
詩篇106と105篇(こう)
From:
"Koh Aoki" <koh@arkios.co.jp>
Date:
2005/11/03 8:28
To:
"saiwainet" <saiwainet@yahoogroups.jp>

こうです。106篇と105篇を比較しました。

106篇と105篇は両方ともイスラエルの歴史を真ん中において、最初と最後に感謝、賛美がある。この二つの詩篇は両方とも大きく分けて三つになる。

・105篇

1-7 主に感謝し、ほめ歌え
8-42 イスラエルの歴史
43-45 ハレルヤ

・106篇

1-5 主に感謝、ハレルヤ
6-46 イスラエルの歴史
47-48 ハレルヤ

このように概略は同じようになっているが、違うところもある。

イスラエルの歴史を書いている時に、105篇では神のみわざまた契約について中心に書かれている。しかし、106篇ではイスラエルの罪が中心に書かれている。

もう一つの違う点は二つのイスラエルの歴史は同じ時代のものではなくて、それはずれている。105篇のストーリーはアブラハムから始まって、出エジプトで終わっている。しかし、106篇は出エジプトで始まって、カナンでの偶像礼拝と神の罪に対するさばきと神のあわれみで終わっている。このように時代はずれているが、歴史はつながっている。

105篇のストーリーはアブラハムで始まっているが、その前の歴史は104篇に書かれている。104篇では神の支配を中心としているが、5節からのところで天地創造について話している。これは104篇が105篇と106篇とつながっている一つの点である。またもう一つのつながっているだろうと思われる点は構造である。104篇でも最初と最後に神への賛美があり、真ん中に神のみわざが書かれている。このように104篇は105篇と106篇につながっている。

以上です。


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Koh Aoki 青木 光
koh@arkios.co.jp
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