Subject: 詩篇107篇 背景(将) |
From: Shou Itou |
Date: 2005/11/08 21:36 |
To: "+saiwai.net" <saiwainet@yahoogroups.jp> |
こんにちは、+イトウショウです。 詩篇107篇に書かれている歴史的背景についてみました。 ●2-9節 この箇所は、出エジプト後の荒野でのイスラエルを思い出させる。主はイスラエ ルの民をエジプトから贖い出して、約束の地に導き入れようとしておられたが、 彼らは不信仰なのでそれは先延ばしにさせられた。民は主が苦しみを与えられる とすぐに音を上げ、主に不満を言い、主への感謝の言葉を口にしなかった。つま り、イスラエルはこの箇所に書かれている人々と正反対であった。 ●10-16節 聖書の中には、苦しみから救われるというストーリーが無数にある。しかし、そ れらはすべて主イエス・キリストの贖いにつながっているのである。苦役や枷か ら解放されるというのは、文字通りに受け取るならばたとえば出エジプトや、出 バビロンを思い出す。最終的にはキリストの教会に対する救いの御業を表す。 ●17-22節 この箇所は病から癒されるということであり、聖書の中にたくさんある奇跡であ る。旧約聖書だと、ヒゼキヤ、新約聖書だとキリストによる癒しがたくさんあ る。このような歴史は特定の歴史を指しているのではない。 ●23-32節 この箇所は聖書の中では珍しい、航海についての話である。旧約聖書だと船にま つわる物語は、ノアやヨナを思い出す。新約聖書では、キリストのガリラヤ湖で の出来事や、パウロのローマへ行く途中の出来事を思い出す。 これらの箇所はある特定の歴史を指しているのではないことが分かった。-- CREC Mitaka Evangelical Church - MFK Shou Itou - Christian Homeschooler in Japan mailto:shou_itou@parkcity.ne.jp