Subject:
詩篇108篇 対比
From:
"Miwaza J. Kanno" <miwaza@miwaza.com>
Date:
2005/11/15 12:03
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

みーちゃんです。

詩篇57、60篇を詩篇108篇と対比しました。

■詩篇108篇1-5節:詩篇57篇7-11節:

詩篇57篇の場合は、主をほめたたえよ、という段落が、詩篇108篇と違い、
最後にでてきます。また、もう一つ違うのは、詩人が”神様は救ってくださる”
という確信がある、ということです。詩篇108篇の場合、詩人は神様を呼びま
すが、神様は救ってくださらないかのような状態にあります。

詩篇57篇の中で、詩人は「神よ。あなたが、天であがめられ、あなたの栄光
が、全世界であがめられますように。」という賛美を、一度だけでなく、前半の
段落で、神様の救いについて話しているところでもしています。

詩篇57篇の詩人の敵は、詩人に対して穴を仕掛けたりしています。詩篇108
篇の場合は、敵が誰か、と言うことは書かれていませんが、敵に対するさばきに
ついては書かれていて、詩人は敵が踏みつけられることを求めているということ
がわかります。興味深いのは、詩篇57篇では反対に、詩人が敵に踏みつけられ
ている、というところです。

■詩篇108篇6-13節:詩篇60篇1-4節:

詩篇60篇と詩篇108篇は、ほとんど同じような詩篇です。一つ違うのは、賛
美の段落です。詩篇60篇には、賛美の段落がありません。そのかわりに、神様
は民に対して怒っているという話が出てきます。

5-12節は、詩篇108篇6-13節とまったく同じですが、詩篇60篇1-4
節のところでは、神様が民を拒まれたという話をしていて、詩篇108篇とは違
い、概略としては、『主拒民、主答、主拒民』というようになっているといえる
でしょう。

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 Miwaza J. Kanno
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