Subject:
詩篇108篇 57篇と60篇の前半との関係(ケイヤ)
From:
"keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com>
Date:
2005/11/15 13:45
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

こんにちは、+KeiyaKannoです。

108篇は57篇と60篇の後半が合わさった形で成り立っている。それで57篇と60篇
の前半には何が書かれていて、どのような関係になっているのかを考えました。

■57篇

まず1節は「あわれんでください。あわれんでください」ということから始ま
る。これは7節の「ゆるぎません。ゆるぎません」と文章の形式が同じである。
また5節の言い方は11節と全く同じである。それで1-5と7-11という段落になり、
6節が真ん中にある構造になっていると考えられる。

7-11の構造はABABの構造になっていると考えたが、1-5も同じようにABABになっ
ていると考えられる。まずは1節で身を避けているので助けてくださいと願って
いる。4節では獅子の中にいるので、たすけてくださいと願っている。2-3と5セ
ツは祈る時に、天から全世界に恵みとまことが与えられることをもとめている。

この詩篇を考える時に問題になるのは6節である。そこでは悪者が穴を掘った
が、自滅したことが歌われている。この節はさばきが実際になされたので、賛美
するように命じることにつながるのではないかと考えられる。

このように見ると57篇は108篇の構造と逆になっていると考えることができる。
57篇では敵からの助けを求め、祈ったあとに、救いを賛美するが、108篇では賛
美をしたあとに、敵から助けをもとめている。

■60篇

1-4では神が私たちに何をなされたのかが書かれている。神は民を拒み、地を震
わせ、苦難を与えられた。しかし、同時に旗も授けてくださったのである。それ
によって敵に対して勝利するためである。

まだ途中です。

-- +KeiyaKanno mailto:keiya@kanno.com May God bless you!