Subject:
詩篇108篇 つながり(将)
From:
Shou Itou
Date:
2005/11/16 8:27
To:
"+saiwai.net" <saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは、+イトウショウです。

詩篇108篇と詩篇57篇前半、60篇のつながりを見ました。

●57篇

1節は詩篇108篇である後半の7節、および詩篇108篇1節と形式が似ているが、内
容は似ているようには思えない。

敵が攻撃してきているということが書かれているが、これは108篇6節にあるよう
な状態ではないかと考えられる。つまり、神の愛する者ダビデは敵の手に落ちい
ているので、ダビデは祈っているのである。ダビデの祈りは確信を持っていたと
いうことは、57篇3節から分かる。そして、その確信通りに主は答えを与えてく
ださったのである。6節の裁きは108篇11-12節の解決であると考えられる。108篇
では敵が攻撃してきていることしか書かれていないが、57 篇前半ではもっと具
体的に書かれている。3節と108篇13節は似ている。

「恵みとまこと」という言葉もつながっていることに気づく。これは神の栄光を
表し、57篇ではそれが詩人の救いとなり、108篇ではその偉大さが書かれてい
る。57篇に書かれているような事柄から、108篇が告白されるのである。

●60篇

1-4節は神が詩人から離れている状態であるが、これは11-12節と意味的に似てい
る。神はご自分の民を拒んでいるように見せて、試練を与えておられる。イスラ
エルは敵の前に敗北状態となってしまっているが、それは主が行われたことであ
る。そのときに主は聖所から答えてくださるのである。

この1-4節はつなげて考えるのが難しいところである。2節にある「地」は108篇4
節にある天と対比されており、偉大なる恵みが及んでいる天は豊かであるが、地
はそうではないということであると考えられる。3節は神が怒っているというこ
とであるが、108篇にはそのような記述はないように見える。4節は敗北について
であると考えられるので、11-12節とつながるのではないだろうか。

60篇の前半は108篇とのつながりが見えにくい。

-- CREC Mitaka Evangelical Church - MFK Shou Itou - Christian Homeschooler in Japan mailto:shou_itou@parkcity.ne.jp