Subject:
7-9節の部族、町、国の背景(こう)
From:
"Koh Aoki" <koh@arkios.co.jp>
Date:
2005/11/16 20:39
To:
"saiwainet" <saiwainet@yahoogroups.jp>

こうです。7-9節に出てくる部族、町、国の背景を見ました。

●シェケム

シェケムと言う町はエバル山とゲリジム山の間にある町である。シェケムは一番最初に創世記12:6節に出てくる。そこはアブラハムがウルから出てきて、シェケムのところにきて、そこで祭壇をきずいたところである。その次にシェケムは創世記33・34章に出てくる。そこでヤコブの息子たちはディナがはずかしめられたのでシェケムを剣を用いてとる。ヤコブはシェケムをヨセフに与えたのでその町はマナセの相続地の中に入る。

●スコテ

スコテは創世記33:17で一番最初に出てくる。そこでヤコブはスコテにきてそこに家を建てる。ギデオンがミデヤン人の王を追っていたとき、スコテで疲れた人のためにギデオンはパンを求める。しかし、スコテの人はパンを与えない。それでギデオンは勝利を得てかえって来たときスコテの人々を懲らしめる。

●ギルアデ

ギルアデは最初に創世記31章に出てくるそこでヤコブはラバンとギルアデの山地で契約を結ぶ。またマナセの子孫の中でギルアデ族という族もある。士師記のなかのエフタはギルアデ人で六年間イスラエルをさばいた。ホセア6:8ではギルアデは不法を行うものの町とされている。ホセアのようにギルアデはイスラエルを指す時代表的な町としてシェケムやユダとともに出される。

●マナセ・エフライム

マナセとエフライムはヨセフの息子たちである。マナセとエフライムは創世記48章でヤコブの養子となった。マナセの半部族の割り当て地にはギルアデの地も入っていた。またギデオンもマナセ族の一番弱い分団のものだと言うことが士師6:15で分かる。

●ユダ

ユダ族はイスラエルのなかで中心的でユダ族の中から王たちまたキリストは出てくる。レハブアムの時までイスラエルは一つだったがレハブアムの時にレハブアムがイスラエルの重荷を重くしたので、北イスラエルの王権はヤロブアムに与えられ、ユダだけがレハブアムの手に残る。しかし、イスラエルはユダよりも先に裁かれて、ユダはイスラエルよりも後にさばかれ、捕囚の民として連れて行かれる。

●モアブ

モアブはロトの一人の娘がロトによって生んだ子どもである。モアブはアモン人やエドム人と同じようにイスラエルの敵である。しかし、ルツはモアブの女であった。

●エドム

エドムはエサウの子孫で、エサウはヤコブの兄弟であるが、エドムはイスラエルの敵である。エドムはイスラエルがエジプトから出てきて、その領地を通らせてくれるように願った時にそれを拒絶しイスラエルと戦おうとする。それでイスラエルはエドムの領地を迂回して通る。

●ペリシテ

ペリシテ人はハムの子孫のミツライムつまりエジプトの子孫カスルヒム人の子孫である。アブラハムやイサクはペリシテ人の地に行き、そこに滞在する。ペリシテ人はイスラエルの敵である。ダビデはペリシテ人の代表戦士ゴリアテと戦ってゴリアテを殺す。ダビデが王になってからも続けてダビデはペリシテ人と戦う。ソロモンの時にソロモンが神殿を作るとき神はイスラエルをペリシテ人から守ってくださる。

以上です。


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Koh Aoki 青木 光
koh@arkios.co.jp
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