Subject:
詩篇108篇 44篇とのつながり
From:
"Mikuni Kanno" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2005/11/17 10:58
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

+みくにです。

詩篇108篇と詩篇44篇のつながりを見ました。

■特に気がついたこと:

詩篇108篇を読んでいて気がつかなかったのが、44:9である。詩篇108:11節は44:9と同じ言い方である。「神よ。あなたは私たちを拒まれたのではありませんか。神よ。あなたは、もはや私たちの軍勢とともに、出陣なさらないのですか。」

この言い方は全部で詩篇の中に3回出てくることになる(44:9,60:10,108:11)。44篇では、詩人が敵の物笑いの種、そしりとなっている。しかし、最初の方では、神さまが私の王であると言っている。

■同じテーマ:

・国々を追い払って先祖たちを植える(2節)
・主の右の手によって(3節)
・主が彼らを愛されたから(3節)
・御名によって私たちに立ち向かう者どもを踏みつける(5節)
・主は私たちを拒んでいる、出陣なさらない(9節)
・私たちを拒まないでください(23節)
・恵みのために(26節)

■まとめ:

神さまは私たちを拒んでいる。だから、詩人は昔先祖たちにみわざを行ってくださったではないかと訴えている。訴えの中に、「右の手によって救われた」、「主が彼らを愛された」など、詩篇108篇と同じ言い方が出てくる。

詩人は一日中(15,22節)苦しめられている。だから、恵みのために贖いだしてくださいと言っている。この詩篇で強調されている敵の武器は「口(そしり)」である。