Subject:
詩篇111/112篇 構造のつながり(将)
From:
Shou Itou
Date:
2005/12/07 16:51
To:
"+saiwai.net" <saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは、+イトウショウです。

詩篇111-112篇の構造のつながりをみました。

●A(111:1)とD(111:10)

私たちはまず何事にも、主に感謝する(エペソ5:20、1テサロニケ5:18)。主に
感謝して、その上で主を恐れることによって、この箇所や箴言1:7に書かれてい
るように、主にある知恵を得る。そのような知恵でなければ最終的には役に立た
ないものである。

詩人が主を信じる者たちの集いにおいて主に感謝して、讃美することによって、
主の栄光はますます人々によってもほめたたえられることとなる。

●E(112:1-3)とH(112:10)

正しい者と悪者の対比がなされている。正しい者は主を恐れるのに対し、悪者は
主のしもべである正しい者を見て怒る。主のしもべに対して怒るということは、
主ご自身に対して怒るのと同じである。

正しい者は祝福されて勇士となり、人々の間で祝福されるが、悪者は溶け去る。
正しい者は112:1節を前提としているので、2-3節のように祝福されるが、悪者は
それがないので、たとえ栄えていても最終的には滅びてしまう。悪者は自分を中
心とした願いを常に持っているので、その願いはかなえられない。

●A(111:1)とH(112:10)

悪者は主に感謝することは絶対になく、自分に対してへつらうほどである。そし
て、人々の中にあっても常に自分のことだけを考えている。主に感謝しないこと
は犯罪ではないが、神の御前に重大な罪である。そのような罪は主ご自身が取り
扱われる。主に感謝している正しい者は、悪者のようにはならない。

●D(111:10)とE(112:1)

まず最初に、主を恐れることによって知恵を得る。そうすれば、その他の祝福は
主によって与えられる。この典型的な例はソロモンである。彼は、主が現れて下
さったときに、富ではなく知恵を求めたので、主は彼に知恵を与えて、その上に
富も与えて下さった。ソロモンの子孫は、ユダ王国が滅亡する時まで代々ユダの
王としてイスラエルの民を支配した。

●B(111:2-4a)とC(111:4b-9)

主はその御業を記念として下さった。その御業とは、ご自分の民の貧しさを解消
し、贖いを送られたということである。

贖いの御業といえば出エジプトである。出エジプトは神の栄光に満ちたみわざで
あり、まさに「異邦の地をゆずりとしてご自分の民に与える」ためのものであった。

この箇所は、提起と説明である。

●F(112:4)とG(112:5-9)

主は実に憐れみ深く、情け深い。そして、怒るのに遅くて、恵み豊かである。そ
のような主に倣おうとしている人は善人である。その人の心は主を信じているの
で、主のような行いをするのである。

●B(111:2-4a)とF(112:4)

主の御業は実に偉大なものである。特にキリストをこの世に送って下さったこと
は、この箇所に書かれている、「光を闇の中に輝かす」御業であった。そして、
光は闇に打ち勝った(ヨハネ1:5)。その御子を与えて下さったのは、神の無限
の愛によるのであった(ヨハネ3:16)。

●C(111:4b-9)とG(112:5-9)

クリスチャンは三位一体の神の似姿であるので、三位一体の神を模範としなけれ
ばならない。御父、御子、御霊は互いに愛し合っておられるので、私たちも互い
に愛し合う。神が惜しみなく私たちに与えて下さったので、私たちも惜しみなく
与える。

途中です…

-- CREC Mitaka Evangelical Church - MFK Shou Itou - Christian Homeschooler in Japan mailto:shou_itou@parkcity.ne.jp