Subject:
詩篇117篇 異邦人が主を讃美する(将)
From:
Shou Itou
Date:
2006/01/10 20:49
To:
"+saiwai.net" <saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは、+イトウショウです。

詩篇117篇が引用されているローマ15:11節付近やクロスリファレンスから、異邦
人が主を讃美することについて考えました。

ローマ人への手紙では詩篇117篇の他に、3つの箇所が引用されており、それぞれ
歴史書から第2サムエル記22:50(⇒詩篇18:49)、律法から申命記32:43、預言書
からイザヤ書11:10である。

異邦人はアモン人やモアブ人を筆頭にイスラエルの周りにいた人々を指す。その
中でも特にモアブ人やアモン人、エドム人はイスラエルの民と古い兄弟関係(ア
モン人、モアブ人はアブラハムの甥ロトの娘たちの息子たち / )にあるにも関
わらず、その関係を無視して戦争したり、争ったりしていた。アモン人とモアブ
人は申命記23章に書かれているように、イスラエルの集会に決して加わることが
出来なかった。特にモアブ人はバラムとバラクの事件があったからという理由付
きで書かれている。しかし、その次の箇所ではエドム人たちがモアブ人たちほ
ど、イスラエルの民と敵対していなかったことが書かれている。

旧約聖書では以上のように、異邦人とイスラエルの民が完全に区別されており、
イスラエルの土地は異邦人の土地よりも聖なるものとされていたが、キリストの
十字架によってその構図は一変し、全世界が神によって聖められた聖なる土地と
なり、信じる人々は全てキリストにある兄弟となった。主を信じ、主の恵みが偉
大であり、主の真がとこしえに至ることを悟った人々は、主を讃美するのである。

-- CREC Mitaka Evangelical Church - MFK Shou Itou - Christian Homeschooler in Japan mailto:shou_itou@parkcity.ne.jp