+みくにです。
詩篇113-117篇と詩篇118篇のつながりを探しました。
■詩篇113篇:
この詩篇の前半で強調されているのは、「主の御名がほめたたえられる」ということである。この言い方が3回も繰り返し出てくる。最初に、誰がほめたたえるのか、次にいつほめたたえるのか、最後にはどこでほめたたえるのかを言っている。詩篇118篇に「御名によって」という言い方は4回出てくる(10,11,12,26節)。
この詩篇はハンナの祈りとマリヤの祈りに似ていた。
■詩篇114篇:
この詩篇は結構特徴的である。海が逃げ去ったり、山々がはねたり、ヨルダン川が逆さに流れたりしている。これは、主のみわざ(不思議なこと)が現れている。主のみわざは詩篇118の23節に出てくる。ここで、捨てられていたものが選ばれると言うことが不思議なこととして書かれている。
また、118:17ではみわざを語り告げている。このみわざは、死から生かされたということである。
■詩篇115篇:
この詩篇で繰り返しというのが2回ある。まず最初は9~11節である。「~よ。主に信頼せよ。この方こそ、彼らの助け、また盾である。」この言い方は詩篇118:8~9節に似ている。主に信頼することが如何に大切なことであるかを説明している。
イスラエル、アロンの家、主を恐れる者たちと118と同じ順番になっている。
次は、12~13節である。主が祝福してくださるということを言っている。ここでも、イスラエル、アロンの家、主を恐れる者という順番になっている。主は天地の創造主なので、祝福してくださる。
17節では死からの救いについても書かれている。詩篇118篇で、死からの救い(苦しみからの救い)は一つの大切なテーマになっている。
■詩篇116篇:
6、8節でおとしめられた時、救われたと言っている。これは、詩篇118:13節に似ている。穴に落とされそうになったときに、助けられたと言っている。
この詩篇で自分の誓いを果たすと言うことは、主の御名を呼び求めるということが分かる。
■詩篇117篇:
詩篇117篇で賛美せよと命令されているのは、すべての国々である。しかし、詩篇118篇になると、イスラエル、アロンの家、主を恐れる者という言い方になっている。
恵みは大きいというのは、主の恵みはとこしえまでという言い方とつながっている。