Subject:
詩篇120篇 鋭い矢と燃える炭火
From:
"Mikuni Kanno" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2006/01/31 13:07
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

+みくにです。

鋭い矢と燃える炭火についてまとめました。

詩篇120篇の4節で、鋭い矢と燃える炭火は欺きの舌に対するさばきとして書
かれている。まず、一番最初に詩篇に出てくる、「燃える炭火」という言い方
は、18篇である。この詩篇では、6節に苦しみの時に主を呼び求めると救って
下さったという箇所がある。これは、120:1につながっている。

18:8,12,13を見ると燃せる炭火は神さまの怒りを表していることが分
かる。燃える炭火は悪者への刑罰とされていることが詩篇140:10から分か
る。

しかし、燃える炭火は正しい者にも与えられている。イザヤ書6章はイザヤが神
さまから使命されるところである。6節で、セラフィムというものが彼の口に燃
える炭火を触れる。それによって、彼の口をきよめているということが表されて
いる。

くちびるの汚れは燃える炭火によってきよめられたのである(イザヤ6:5)。

矢によってさばかれるということは、14節に出てくる。「矢によってさばく」
は詩篇144:6に出てくる。この詩篇の前後を見ると、詩篇18篇にすごく似
ていることが分かる。

燃える炭火と鋭い矢は悪者に対するさばきであって、特に汚れた者をきよめるた
めにつかわれるものであることが分かる。