Subject:
詩篇120篇「水曜日の聖書研究」
From:
+ShinyaKanno
Date:
2006/02/01 11:34
To:
saiwainet

+ちゃんくんです。

■詩篇120篇の構造分析

・ちゃんくんの構造

ちゃんくんは1-2節と、3-4節、5-6節、7節の四つにわけた。
1-2節はAで、3-4節もAで、5-6節はBで、7節もBになっている。

ちゃんくんの構造は欺きの舌と平和ということばがそれぞれ並行していると考えた。
詩篇120篇の構造を考えるときに、一番大切な呼ぶと答えるということばを忘
れてしまった。

・みーちゃんの構造

みーちゃんの構造は1節、2節、3-4節、5-7節の四つにわけた。
その四つはABBAというつながりになっている。

みーちゃんの構造だとその1節と7節の並行を尊重している。
この構造が今のところは一番いいのではないかと思う。
でも1節と2節をばらばらにしないで、祈りということで1-2節を一つにする
こともできる。

・伊藤将くんの構造

1節、2-4節、5-6節、7節という四つのわけかたをする。
これもまた、ABBAというつながりで考えている。

・契也の構造

契也の構造は伊藤将くんと同じわけかただが、ちょっとつながりのみかたが違う。
契也の構造は全体的なつながりがあまりよくわからない。

・構造を考えるときの大切なキーワード

2節と3節の欺きの舌ということばである。

4節のそれにということばはヘブル語ではともにということばである。
このともにということばはANDというようなことばで、そこまで大切な並行で
はないだろう。

4節のそれにということばは6節のともにということばと並行していると考えた。
5節にもともにということばがある。

内容的には5節と6節が並行していることはわかる。(住んでいる)
6節の平和ということばと、7節と平和ということばははっきりと並行している。

2節と私とということばと、6節の私ということばも、私のたましいということ
ばである。

注目するところとしては、3節に何をということばが二回もある。
イザヤ書のクラスでもやったように、5節のああということばはわざわいなるか
なである。

■詩篇120篇の一番問題

・欺きの舌によって町を攻撃

詩人が苦しんでいる一番の理由は欺きの舌にある。
悪者が私たちを攻撃するときに、剣ではなく、口をもって攻撃してくる。

欺きの舌に対しては勇士の鋭い矢と、熱い炭火である。
欺きの舌は勇士の鋭い矢で、熱い炭火であった。
それを正しい者たちに与えていたので、それが自分たちにかえってきた。
目には目、歯には歯のさばきが行われるようにということを詩人は祈っている。

欺きの舌を持つ敵は、町を攻撃するために、炭火のついた矢をはなつ。
普通は欺きの舌ということをいうときに、毒ということを思う。
しかし、毒は個人を攻撃するものであって、町を攻撃するためにはつかわない。

120篇に住むという話があるということは大切なテーマである。
メシェクとケダルに行きたくない理由は、そこはいかにもよさそうには見える
が、なかはくさっている。
キリストが神殿にきたときには、外はすごくきれいに見えるが、中は非常にく
さっている。
ダビデはサウルが病気だから、お見舞いにいって、そこでギターを弾いていた
ら、やりが飛んできた。

エルサレムに住んでいないということが問題である。
メシェクとケダルはエルサレムから一番離れている町である。

ラブシャケはユダにきて、まず剣で攻撃するのではなく、ただ話をしている。
剣で戦っても、その町を倒すことはできない。
一人でも正しい人が残っていれば、町を立て直すことができる。

欺きの舌を持つものたちは、真理の柱、また土台をこわそうとして攻撃してくる。
真理ということは120篇では呼ぶと答えて下さるということにおいてあらわさ
れている。
このことをゴリヤテもラブシャケも攻撃してくる。
エリヤはバアルの神様に対して、おまえたちの神を呼んでみろということを言う。

今日の通読の箇所であった、箴言の箇所に偽りの舌ということばが何回も出てきた。
ここでは偽りの舌は知恵に対して戦っている。
箴言は王様に対して書かれたものである。
主を恐れることは知恵のはじめである。主を恐れることは呼ぶと答えて下さると
いうことにおいてあらわされる。

■今日の聖書研究

・欺きの舌研究

今日は欺きの舌の人物を見なければならない。
欺きの舌の攻撃に負けてしまった人や、その攻撃に勝った人。

攻撃に勝った人は、例えば、詩篇18篇の人である。
ダビデは苦しみのうちから神様を呼ぶことができた。
第二サムエル記22章を見ればわかるように、敵はサウルである。

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+審也@カンノファミリー
 mailto:shinya@kanno.com
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