Subject:
詩篇125篇 記入用
From:
"Mikuni Kanno" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2006/03/06 8:29
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

+みくにです。

記入用の詩篇125篇です。

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■構造を見つける方法

キアスマス -文学構造で読む聖書 ウィリアム・D・レイミー著 松田出訳よ
り

キアスマスを見つけるための最初のステップは、分析の範囲を決めることである
が、キアスマスとして扱うべきかどうかを見きわめるのは簡単ではない。特に、
あるストーリーを独立したものとして切り出すことが難しい。複雑なキアスマス
の場合、ひとつのキアスマスが2、3の文しか含まない可能性もあるし、数百
語、数千語におよぶ可能性もある。

たとえば、創世記3:6-8(男と女が善悪の知識の木の実から食べた個所)をひと
かたまりのストーリーとして切り出すとしよう。ところが、この部分が創世記
2:4b-3:24を構成する上位のキアスマスの一部だと知らなければ「彼は食べた」
が折り返し点として強調されていることを見逃すことになる。

さらに、キアスマスが単純なキーワードによる並行関係ではなく、文の意味や概
念によって並行させられている場合、その構造を見つけ出すことはもっと難し
い。とはいえ実際には、ほとんどのキアスマス構造は繰り返されるキーワード、
節、句、文
によって見つけることができるので、そこから始めるとよい。

一見してわかるように、この難しさを軽減するための王道はない。丹念に文脈を
調べることが最も確実である。言われている(または言われていない)ことに注
意を払いつつ、最小単位の細部(並行と対句の両方)までくまなく調べること
だ。またど
のように言及されているか(叙述なのか対話なのか)についても忘れないように
したい。

キアスマスらしい個所が見つかったらアウトラインを書き出してみよう。また、
分析する個所に対応する聖書個所をいつでも参照できるように、各々のアウトラ
インに聖書の章節番号を付ける必要がある。

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