Subject:
詩篇126篇「火曜日の聖書研究」
From:
+ShinyaKanno
Date:
2006/03/14 11:43
To:
saiwainet

+ちゃんくんです。

■構造分析

  1節はシオンの捕らわれ人ではなく、シオンが捕らわれている状態から帰され
るということで、町の回復の話をしている。
  4節は捕らわれ人(人)の回復の話をしている。
  町の回復と、人の回復の二段階になっている。
  構造は1-3節と4-6節の前半と後半にわかれて、それぞれが三ずつにわか
れる。
  1節、2節前半、2節後半から3節というのが前半の分け方。
  4節、5節、6節というのは後半の分け方である。
  今回の構造は一つのことばがまとまったところにでてきていて、非常に考えや
すいし、形もきれいである。
  6節だけはABABになっている。(行.涙ー種負 来.喜ー束負)

■捕らわれ人を帰される

  捕らわれ人を帰すというときに、14篇と53篇を思い出す。
  申命記30章4節で、どんなところにいてもあなたがたを帰してくださるとい
うことを言われた。
  アブラハムにも神様は、400年後にエジプトから連れ出すということを約束
してくださった。
  エレミヤ書29章14節にも、私はあなたがたを帰らせるということがある。
  他の預言書の中にも、何回もこのことが約束されている。
  126篇の言い方は預言者が言う言い方とちょっと違う。
  預言者の言うのは、神様の怒りから戻すということである。
  申命記30章も、帰すのは、怒りによって追いやられたということである。
  シオンがだめになった理由は、神様が怒って捨てたということである。

■研究課題

  今日は、捕らわれ人を帰すという箇所を見るのがよいだろう。
  そこでは、なぜ、捕らわれ人になってしまったのかということについて見ると
よい。

-------------------------------------
+審也@カンノファミリー
 mailto:shinya@kanno.com
-------------------------------------