Subject:
詩篇126篇 比較
From:
"Miwaza J. Kanno" <miwaza@miwaza.com>
Date:
2006/03/14 12:28
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

みーちゃんです。

詩篇85篇と比較してみました。

■比較:

・ヤコブの捕らわれ人(126:1=85:2)

・民が主にあって喜ぶ(126:2,3,5,6=85:6)

・神の怒り(126:5,6=85:3,4,5)

・刈り取ること、産物(126:5,6=85:12)

■全体的な内容:

詩篇126篇は、神様がシオンを回復してくださり、それを民は喜んでいる、ま
た、周りの国々もよろこんでいるという話です。また、シオンが再建されただけ
でなく、そのなかの人々も戻ってきた、ということも、民と国々の喜びのポイン
トです。

詩篇85篇は神様が補囚とされていた、ヤコブの人々を返された、と言うところ
から始まっています。これは、神様の恵みであり、神様の民に対する怒りが教え
とどめられたということだ、というのが2節からのところでわかります。民は、
神様の怒りによって、詩篇126篇5節と6節にでているような、”涙をながす
者”の状態にありましたが、その怒りが終わったことによって、捕らわれ人の状
態ではなくなり、喜びの状態に変えられました。これは、詩篇126篇と共通し
ているところです。

詩篇126篇も詩篇85篇も、民の”涙”が”喜”に変えられた、という話ですが、
強調されているポイントが少し違います。詩篇126篇で強調されている点は、
民の喜びです。しかし、詩篇85篇で特に書かれているのは、神様の怒りについ
てであって、神様が怒りをしずめてくださった、または、しずめてください、と
いうことです。

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 Miwaza J. Kanno
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