Subject:
詩篇126篇「木曜日の聖書研究」
From:
+ShinyaKanno
Date:
2006/03/16 11:31
To:
saiwainet

+ちゃんくんです。

■126篇の訳

  1節は新改訳ではシオンの捕らわれ人を帰されたときと訳されている。
  しかし、ヘブル語を見ると、シオンが回復されたときということである。
  2節の前半と後半にある「そのとき」ということばは同じである。

■126篇の構造分析

  今回の構造は前半と後半で、1-3節と4-6節にわけた。
  1節と4節には町を回復する、人々を戻すという並行がある。
  1-3節は平和で、4-6節は実を結ぶ、祝福の話である。
  人々が帰されても、帰ってきた場所が荒野であったら、喜びではない。
  1-3節と4-6節どちらともなされていないと、完全な回復ではない。

■捕らわれ人を帰す

  まず最初に、町が直されないと、人が戻ってくることはできない。
  最初から人がいっしょに戻ってきていたら、そこで飢え死にしてしまう。
  詩篇126篇にはなぜ、捕らわれ人とされたのか、その原因が書かれていない。
  このことは、申命記30章を読めば、学ぶことができる。
  捕らわれ人とされた理由が申命記29章に書かれている。
  神様の怒りというのが捕らわれ人とされた原因である。
  神様は、民をさばくときに、他の国々を使って、さばかれる。
  シオンが平和になって、王様が戻ってくるときに、126篇が完成する。
  捕らわれ人が帰されるということは、普通には不可能なことである。

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+審也@カンノファミリー
 mailto:shinya@kanno.com
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