Subject:
詩篇130篇 詩篇86篇との関係(ケイヤ)
From:
"keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com>
Date:
2006/04/12 12:22
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

こんにちは、+KeiyaKannoです。

この詩篇は86篇に似ているということが注解書に書いてあったので、それらの詩
篇の関係をまとめました。

86篇は130篇と同じように主に祈り、聞いてくださいと願うところから始まる。
詩人は主が耳を傾けてくださることを求めている。しかし、86篇では、詩人が自
分のことを「しもべ」と呼んだり、貧しく、悩んでいると言ったりしている部分
が130篇とは違う。

両方の詩篇では、主の赦しと恵みが祈りの理由としてあげられている。86篇を読
むと、このテーマが出エジプト記34章にある御名の宣言につながっていることが
明らかになる。また86篇ではその祈りの理由として神がみわざをなしてくださる
ということもあげられている。国々も恐れて賛美する御名に祈るので、聞いてく
ださいということが詩人の祈りの理由である。詩人は、救いが与えられることに
よって主の御名を賛美することができることを求めている。

このように86篇と130篇を読むと、86篇の中心的なテーマは主の御名を賛美する
ための救いであり、130篇の中心は主を待ち望むことによって贖いが与えられる
ことを求めるということであることが分かる。

両方の詩篇において主が祈りを聞いてくださること、贖い、赦しを与え、恵みを
賜る御方でることを賛美していることはとても重要なことであり、神の契約の約
束に訴えているのである。

-- +KeiyaKanno mailto:keiya@kanno.com O give thanks unto the LORD; for he is good; for his mercy endureth for ever. 1 Chronicles 16:34