Subject:
詩篇134篇「水曜日の聖書研究」
From:
+shinya@kanno.com
Date:
2006/05/17 11:16
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

+ちゃんくんです。

134篇「水曜日の聖書研究」06/05/17 

■第五巻の大きなわけ方

都上りの歌の構造を見るためには、第五巻の構造も見なければならない。
111ー118篇までがハレルヤ、また146ー150篇までがハレルヤの詩篇であ
る。

主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまでという言い方
は107、118、136篇にある。
アルファベットの詩篇は111ー112、119、145篇である。
次に、イスラエル、アロン、レビの三段階の言い方は115、118、135篇であ
る。
アシュレー(幸い)は11ー112、119、127ー128、137、144にあ
る。

一様題にダビデによると書かれている詩篇は108ー110、122、124、13
1、133、138ー145篇である。
出エジプトのハレルは107、135ー136篇である。

109篇と110篇はペアで、108篇は107篇に続いて、エジプトのハレルとし
ても考えられる。
(一様ダビデによるという題はついている)

118篇にはハレルヤということばはないが、117篇の最後のハレルヤが最初につ
いているのかなと考えることができる。

119篇は長くて、第五巻の構造を考えるときに、ちょっと邪魔になる。

これらの詩篇を編集しているのはダビデ、エジプトの人でもない。
ということは、120ー134篇のバビロンにいる人たちである。

エジプトのハレルを思い出して、バビロンからも連れ出してくださる。
ダビデの時代は出ペリシテである。
となると、出エジプト、出ペリシテ、出バビロンということになる。

■第五巻の構造

107ー110までは歴史、主に感謝である。
同じように、135ー145も歴史、主に感謝である。
歴史の中も二つにわかれていて、エジプトと、ダビデになっている。

111ー118と146ー150篇はハレルヤである。
120ー134篇は歴史の話だが、バビロンについて言っている。
エジプトとダビデの歴史の話は民と王の救いで、都上りの歌は都の救いである。
これらの救いはみことばから来る。みことばは神様から与えられるものである。

神様を賛美する者は、神様にみことばが与えられる。
神様を祝福するものは祝福される。

都を建てますというのがダビデへの約束である。

このように考えてくると、134篇までで、都上りの歌の一連の詩篇が終わってもお
かしくはない。
内容として、135篇からにもつながっていることがあっても。

トヴ、アーメンが全体の構造をまとめるキーワードである。

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