Subject: 詩篇138篇 御手のわざ(ケイヤ) |
From: "keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com> |
Date: 2006/06/12 20:46 |
To: saiwainet@yahoogroups.jp |
こんにちは、+KeiyaKannoです。 この詩篇は大きく4つに分けることができ、ABABのつながりになっていると考え られる。色塗りをすると分かるように、最後の段落には3回も「手」という言葉 がでてきて、強調されているので、御手のわざとは何かを他の詩篇を見て考えま した。 ■詩篇8篇 この詩篇は「私たちの主、主よ。あなたの御名は全地にわたり、なんと力強いこ とでしょう」という御名を賛美する言い方に挟まれている。力強い神がなしてく ださるのは、全世界を御手によって創造したあと、それを人間に与えて、彼らに 支配させる。この詩篇において「御手のわざ」とは創造のみわざのことである。 ■詩篇19篇 神の被造物は全世界に御手によってなされたわざ、神の栄光を語り告げ、それは 全知に響き渡る。しかし、その声が聞かれることはない。この詩篇においても御 手のわざとは、神が被造物を創造してくださったというみわざのことを指してい ると考えられる。この詩篇で興味深いのは、みことばについての記述である。神 のみことばによって人間は生き、知恵を得、喜ぶのである。 ■詩篇28篇 この詩篇には2回「手のわざ」という言い方がでてくる。ひとつは、敵のわざで あり、もうひとつは、神のわざである。 この詩篇で詩人は、自分が死んで、穴に下ることがないようにと、主に願い、 祈っている。敵は主の御手のわざを悟らず、詩人を殺そうとしているので、その 手のわざにしたがって主がさばいてくださることを願っている。そうすると、主 が救ってくださるので、主に感謝するのである。-- +KeiyaKanno mailto:keiya@kanno.com O give thanks unto the LORD; for he is good; for his mercy endureth for ever. 1 Chronicles 16:34