Subject: 詩篇138篇 イザヤ書との関係 |
From: "Mikuni Kanno" <mikuni@kanno.com> |
Date: 2006/06/15 11:23 |
To: <saiwainet@yahoogroups.jp> |
+みくにです。 詩篇138篇とイザヤ書の関係を見ました。 ■イザヤ書を見るきっかけ: J.L.メイズ氏の著書である、「現代聖書注解:詩篇」(左近豊訳)に書かれてい る詩篇138篇の注解を見た。すると、この詩は一人称文体でつづられているも のの、イザヤ書48-66章に集められた預言者の言葉の影響下で書かれた、捕 囚期後の共同体による普遍的な賛歌として理解されうるものである。とあった。 つまり、この詩篇はイザヤ書につながっていて、捕囚後に書かれたものであるこ とが分かる。 ■特にイザヤ書と関連している所: イザヤ書の後半では特に、救われたことを感謝している。 ここで書かれている救いとは、弱いもの、貧しい者を助けて、低いものを高くし てくださる(イザヤ書57章)ということである。 イザヤ書では、詩篇138篇のように敵の怒りではなく、神がイスラエルに対し て怒っていることが多い。それで、敵によってイスラエルをさばかれている。 ・この詩篇は共同体と一つになって語る個人の歌である。 ・共同体の救いは、主の御名においてなされた預言の成就として、主の御名を高 めるものであった。 ・この詩篇において、贖われたものは、救いにおいて現された主の栄光を、国々 の前で証言する証人の務めを果たしている。 ・その栄光は国々の王たちにも知らされるべきものである。 ・主の栄光は、世界のすべてのものに表される。 ・主の救いは、低くされたいるもののためになされる、主のみわざである。 ・贖われたものは、主に向かって、それが「御手のわざ」であることを告白す る。 ・主が必ず成し遂げてくださることを覚えつつ、生活することが出来る。