Subject:
詩篇68篇 契約の箱
From:
Date:
2002/01/03 21:07
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

+カンノパパです。

> こんばんは。佐野パパです。
> 久しぶりに詩篇を夫婦で学びましたが、
> 今回は非常に難しく感じました。

むずかしかったでしょう。
・聖書の他の箇所を連想しなければならない
・象徴表現がいろいろある
・この詩篇にしかでてこないヘブル語が10以上ある(そうです)

佐野夫妻のように、歴史的事件の背景を考えるところからはじめるのも良いでしょ
う。

まずは、1節の言い方に気がつかなければなりません。
「立ち上がってください」といえば、「契約の箱」
民数記10:35、契約の箱が出発するときには、なんと、68:1そのもの。

  主よ。立ち上がってください。
  あなたの敵は散らされ、
  あなたを憎むものは、
  御前から逃げ去りますように。

とどまるときには、民数記10:36

  主よ。お帰りください。
  イスラエルの幾千万の民のもとに。

幾千万は、68:17

  神のいくさ車は、幾千万と数知れず、
  主がその中に、おられる。

また、契約の箱は、「御力の箱」とも呼ばれます。
2歴代誌6:41、ソロモンの神殿奉献の祈りの最後のところです。
68:28の「神よ。御力を」からはじまり35節までには御力がキーワードといま
す。

前半は、19節の「ほむべきかな」まで、
民をさばき救ってくださる=重荷を担われる主
後半は、35節の「ほむべきかな」まで、
国々をさばき全世界が賛美する=御力の神

ここ数篇に強調されているテーマ、
民の救いと国々の救いが68篇にもあらわされています。

全体構造は、明日、もういちど説明します。

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+カンノパパ@さいわいネット
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