Subject:
Re: [saiwainet] ダニエル9章の構造
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Date:
2002/08/07 20:19
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

+カンノパパです。

> +じゅんママです。
> 遅くなりましたが、構造を送ります。

そうですね、だいたい3つに分けられます。
ホワイトボードを見てください。

4節は、キアスマスになっていています。
A:主を愛するものに B:恵みを与え
A:主の命令を守るものに B:契約を守る

それに否定的な意味で対応し、
×A 5-11a: 民は主の命令を守らないので恥を受けている
×B 11b-15: 主は契約ののろいを与えた。

16-17: 聖なる山(エルサレム)が恥となっているので、
       聖なる山に栄光を表してくださるように祈る

18-19: 御名の町を見て、あわれみたまえ
       赦したまえ、御名の町、民ゆえに
       ここもキアスマスになっていますね。

16-17で求めている神の栄光は、
特に、18-19の罪の赦しにおいて表されます。

この祈りは、途中で終わっており、完結していないことが
本文からわかります。

> ライブで、どのようなことを学んでいるのですか?

このダニエルの祈りの目的は何でしょうか。
それは、祈りの前後にあるように、エルサレムの荒廃に
関するものです。

このダニエルの時代に荒廃となる神殿は、いつ造られたものですか?
そうです。ソロモンが建てた神殿です。

ソロモンの神殿奉献の祈りを見てください。第二歴代誌6章
ダニエルの祈りの背景に、ソロモンの祈りがあることは明らかですね。
神殿に来て、罪を悔い改めるなら、天で聞いて、赦してくださる。
ここにこそ、神の契約の栄光が表されるのです。
ダニエル9:16-19と同じですね。

このソロモンの祈りに対する、神様の答えを見てください。第二歴代誌7章
7:19-20 この約束(契約)通りに、ダニエルの時代に裁きが来ました。

本来、ソロモンの祈りの後の民の応答のように、
「主はまことにいつくしみ深い。そのめぐみはとこしえまで。」
と歌うはずだったのにです。

ダニエル9:5 私たちは罪を犯し、不義をなし、悪を行った。
詩篇106:6 私たちは先祖たちと同じように罪を犯し、不義をなし、悪を行っ
た。

106篇の内容に注目してください。ダニエルもこの詩篇を知っていたことでしょ
う。
106篇の出だしは、「・・・主はまことにいつくしみ深い。そのめぐみはとこしえ
まで。」

そして、106篇は、96篇とともに、ダビデの契約の箱安置の歌として、
第一歴代誌16章に記録されています。

また、ダニエルは、9:23、10:11、10:19などで、「神に愛されている
人」と呼ばれ、ソロモンが「愛する子、エディデヤ」と呼ばれていることを思い出さ
せます。

神は、神を愛するものを愛してくださるのです。

追伸
今日は、斎藤夫妻+証、めぐこさんがいらっしゃいました。
+じゅんママさん、わからなかったら質問してね。

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+カンノパパ@さいわいネット
 http://saiwai.net/
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