Subject:
Re: [saiwainet] 質問 注解書
From:
Date:
2003/05/15 14:16
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

+カンノです。

> このシェーファーさんは契約的な考え方をしているのでしょうか?
> 詩篇の学びにどの程度役に立っていますか?

文学的構造を分析するための資料として使っています。
つまり、ヘブル語の繰り返しや、他の参照すべき箇所などの
解釈前のしたごしらえのために使います。

文学的な資料として使いますので、契約的か
どうかは大きな問題にはなりません。

契約神学の立場に立ち、文学的構造に精通し、
聖書象徴学についても理解が深く、かつ、
詩篇全編について取り扱う注解書はありません。

契約的で平易であり詩篇全篇註解という理由で、ボイス氏
契約神学の立場で、文学構造に精通するドーシー氏
上記3つに詳しいが詩篇註解は少ない ジョーダン氏

ほかにも、オルデン、日本語の注解書、アウグスチヌスや
カルヴァン、前掲のシェーファーなどを見ます。
聖書文学構造についての本の中にも詩篇が言及されているものもあります。
しかし、どれも満足できるようなものではありません。

神学雑誌などの中に、研究論文がでているようですが、
インターネットにすべてが載っているわけではありません。
載っていたからといって全部目を通す時間はありませんが。

というわけでシェーファーは買うほどのものではないと思います。

> フランシス・シェーファーさんはどういう方と考えればよいのでしょうか?

キリスト教世界観を現代に適用することを弁証する神学者。
下記をご参照ください。
http://member.nifty.ne.jp/thinkers/schaeff.htm

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+カンノパパ@さいわいネット
 http://saiwai.net/
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