Subject: Re: [saiwainet] 詩篇137篇 構造 by Yukari Kuwano |
From: Kuwano |
Date: 2003/05/27 8:24 |
To: <saiwainet@egroups.co.jp> |
on 03.5.26 7:38 AM, +mikuni@kanno.com at mikuniML@kanno.com wrote:
mailto:mikuni@kanno.com お手紙好きのくーちゃん+くーちゃんです。 記入用の詩篇137篇です。 -------------------------------------------------------------------- ■構造を見つける方法 キアスマス -文学構造で読む聖書 ウィリアム・D・レイミー著 松田出訳より キアスマスを見つけるための最初のステップは、分析の範囲を決めることであるが、 キアスマスとして扱うべきかどうかを見きわめるのは簡単ではない。特に、あるス トーリーを独立したものとして切り出すことが難しい。複雑なキアスマスの場合、ひ とつのキアスマスが2、3の文しか含まない可能性もあるし、数百語、数千語におよ ぶ可能性もある。 たとえば、創世記3:6-8(男と女が善悪の知識の木の実から食べた個所)をひとかた まりのストーリーとして切り出すとしよう。ところが、この部分が創世記2:4b-3:24 を構成する上位のキアスマスの一部だと知らなければ「彼は食べた」が折り返し点と して強調されていることを見逃すことになる。 さらに、キアスマスが単純なキーワードによる並行関係ではなく、文の意味や概念に よって並行させられている場合、その構造を見つけ出すことはもっと難しい。とはい え実際には、ほとんどのキアスマス構造は繰り返されるキーワード、節、句、文に よって見つけることができるので、そこから始めるとよい。 一見してわかるように、この難しさを軽減するための王道はない。丹念に文脈を調べ ることが最も確実である。言われている(または言われていない)ことに注意を払い つつ、最小単位の細部(並行と対句の両方)までくまなく調べることだ。またどのよ うに言及されているか(叙述なのか対話なのか)についても忘れないようにしたい。 キアスマスらしい個所が見つかったらアウトラインを書き出してみよう。また、分析 する個所に対応する聖書個所をいつでも参照できるように、各々のアウトラインに聖 書の章節番号を付ける必要がある。 --------------------------- +かんのみくに@カンノファミリー
おはようございます。 今週もよろしくおねがいします。 三鷹にいけなくてもこれ は続けられてうれしいです。 <137編構造> 1-2 望郷の想いが募るイスラエル 3 バビロン人からの苦しみ、あざけり 4 主への訴えの祈り 5-6 イスラエル人よ、エルサレムを忘れるな 7 主への訴えの祈り 8-9 復習は神のすることなり <テーマ> *神に裁かれ、試練の中のイスラエル *川のほとりで主の幻を求める(エゼキエル1:1-3, ダニエル8:1) *礼拝で賛美するときに使う立琴はもう使えない *神を憎む捕囚をした者達はさらにイスラエル人を辱めようとする(真の神をばかに することと同じ) *イスラエル人は命がけで信仰を貫く *私たちの復讐は神がかわりにしてくださるのは幸い <3キーワード> 賛美、神殿再建への希望、主の復讐 <問い、コメント> *とても感情的な、激しい表現が多い *いままでの詩編とは異なり、哀歌の要素が強い *”エルサレムの日”とは特別な表現?? *バビロン捕囚末期に書かれた歌?? <大事な節> 4,7節 <100文字要約> バビロン捕囚の時代、イスラエル人は遠い異郷の地で故郷への懐かしさにひたる。 神様にいけにえを捧げる時、賛美する時に使う立琴ももはや使えない。こともあろう にバビロン人は余興のひとつとしてシオンの賛美をしろ、と強要する。 しかし、これも自分たちの罪の結果。なにがあっても主を第一とすることを忘れては ならない。神は神を恐れるもののためには必ず復讐をしてくださるのだから。 以上です。 皆さんのおたより、待ってまーす!! YUKARI KUWANO FROM UTSUNOMIYA
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