Subject:
Re: [saiwainet] 詩篇26篇 記入用
From:
Kuwano
Date:
2004/03/23 1:35
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

on 04.3.22 8:56 AM, +mikuni@kanno.com at mikuniML@kanno.com wrote:

> +くーちゃんです。
> 
> 記入用の詩篇26篇です。
> 
> --------------------------------------------------------------------
> 
> ■構造を見つける方法
> 
> キアスマス -文学構造で読む聖書 ウィリアム・D・レイミー著 松田出訳より
> 
> キアスマスを見つけるための最初のステップは、分析の範囲を決めることであるが、
> キアスマスとして扱うべきかどうかを見きわめるのは簡単ではない。特に、あるス
> トーリーを独立したものとして切り出すことが難しい。複雑なキアスマスの場合、ひ
> とつのキアスマスが2、3の文しか含まない可能性もあるし、数百語、数千語におよ
> ぶ可能性もある。
> 
> たとえば、創世記3:6-8(男と女が善悪の知識の木の実から食べた個所)をひとかた
> まりのストーリーとして切り出すとしよう。ところが、この部分が創世記2:4b-3:24
> を構成する上位のキアスマスの一部だと知らなければ「彼は食べた」が折り返し点と
> して強調されていることを見逃すことになる。
> 
> さらに、キアスマスが単純なキーワードによる並行関係ではなく、文の意味や概念に
> よって並行させられている場合、その構造を見つけ出すことはもっと難しい。とはい
> え実際には、ほとんどのキアスマス構造は繰り返されるキーワード、節、句、文に
> よって見つけることができるので、そこから始めるとよい。
> 
> 一見してわかるように、この難しさを軽減するための王道はない。丹念に文脈を調べ
> ることが最も確実である。言われている(または言われていない)ことに注意を払い
> つつ、最小単位の細部(並行と対句の両方)までくまなく調べることだ。またどのよ
> うに言及されているか(叙述なのか対話なのか)についても忘れないようにしたい。
> 
> キアスマスらしい個所が見つかったらアウトラインを書き出してみよう。また、分析
> する個所に対応する聖書個所をいつでも参照できるように、各々のアウトラインに聖
> 書の章節番号を付ける必要がある。
> 
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> 
> 
今晩わー。 桑野ゆかりです。 うちの風邪引きさん達もだいぶ風邪も落ち着いてき
て感謝です。

<詩篇26篇の構造>

v1-v3      A           主への誠実
v4-v5      B           悪者とは歩まない
v6-v8      C           主に感謝
v9-v10    B           悪者と一緒にしないで
v11-v12  A           主への誠実

<3キーワード>
誠実
感謝
手

<詩篇26篇のテーマ>
最高の裁判官である主なる神への訴え
ダヴィデの純粋な信仰にねざした確信
信仰とは積極的に行動をとること〔感謝&賛美、あかし)

<一番大事な節>
V7        感謝の声を聞こえさせ〔感謝と賛美〕、
            あなたの奇しいみわざを余すところ無く語り継げましょう〔証し)。

<問い、コメント>
v1とv11に出てくる「誠実」はヘブル語の直訳では’我が完全さに’となってい
て、共同訳も'完全な道を歩いて来ました'としているが果たしてどうか?

v2の’調べ、試みて、ためして’と強調。 英語訳の書き方も感情がこもっている
ように思う。

v6とv10の’手’の強調。 v6はもともと火による捧げ物の前に手足を洗う儀
式〔出エジプト記30:20-21)。 ダビデは祭司のように手を清めてから祭壇
の周りを歩くが、悪者は神様の忌み嫌う汚れたことに手を染めるという対比がはっき
りしていておもしろい。

v12の’平らなところ’というのは’岩の上のように堅い信仰に根ざす’という意
味?


いまのところ、以上です。 今週もよろしくお願いします!


     
桑野睦敏・ゆかり
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