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Re: [saiwainet] マタイ23章の律法学者の罪と十戒を照らし合わせる
From:
Date:
2001/09/15 12:27
To:
@eGRP さいわいネット <saiwainet@egroups.co.jp>

+じゅんママさん、+カンノパパです。

> マタイ23章に書かれている罪が十戒のどれに
> 関連しているのかを考えるのは難しかっ
> たですが、いい勉強になりました。

いつもちゃんと学んでよい子です。
善と悪の知恵がまし加えられますように。

さて、十戒についてですが、
我々、十戒については、まったく知らないも同然です。
だから知恵が無いのですが・・・

十戒は、要約版です。
詳細版であるモーセ五書の判例法を見ながら習得しないと、
十戒がひとり歩きしてしまいます。

「偽りの××」という言葉が出てくると、
すぐに第9戒「偽りの」証言と考えてしまいがちです。

中傷することは、申命記24-25章で、第9戒で取り扱われています。
誓いを果たすことは、申命記23章の第8戒です。
十分の一と捧げもの、祭りについては、第4戒です。

十戒それぞれがオーバーラップしていますので、ひとつの罪には複数の側面がありま
す。全体と詳細(一と多)のバランスをとりながら、善と悪の知識を深めなければな
りません。一見して受ける十戒の印象と、聖書で説明されている十戒とは、だいぶ異
なるものです。

1996年11月の翻訳ニューズレターに「申命記の概略」があります。
コピーを添付しました。申命記は、契約の5つのポイントが、繰り返し、折り重なっ
て構成されている書物であることがわかりますね。

日曜日の午後のクラスでは、これをひとつずつ順番に見ていっているのですが、
なかなか上達しません。

また、エデンの園にもどって、十戒を考えたり、
詩篇を考えることも役に立ちます。

「エデンの園に見る偽り」という観点で、
十戒を通して考えると、もっと具体的に考えられるかもしれません。

復楽園のストーリーを通して考える、十戒を通して考える、
これは、すなわち、契約的に考える具体的で聖書的な方法なのです。
善と悪の知恵がまし加えられますように。

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