Subject:
詩篇55篇の構造(かんのパパ説)
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Date:
2001/10/03 16:01
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、+カンノカズヒコです。

前半、後半の2部構成

■1-15: 友が裏切ることを訴える

  A 祈り 1-3: 神よ、聞きたまえ。
  B 状況 4-11: 詩人は死を恐れ、敵はひとつになってことばで攻撃して
くる。
  C 強調 12-14: その敵は、裏切者・友である。
  D 結末 15: 敵の死を求める。

■16-23: 神は裏切ることなし

  A 確信 16-19: 神は、聞いてくださる。
  B 状況 20-21: 敵は神を恐れず、ことば巧みに攻撃する。
  C 逆説 22: しかし、神は裏切ることなし。神は見方である。
  D 結末 23: 敵は死に、詩人は神に信頼する。

A: 前半では、敵の迫害の苦しみのゆえに、聞いてくださいと神を呼ぶ。
後半では、神は必ず聞いて魂をあがないだしてくださると確信している。

B: 前半では、詩人が死を恐れ、逃げようとし、悪者どうしが結託して暴虐を図
る。
後半では、敵は神を恐れず、近づき、言葉巧みに害毒に満ちる。

C: 前半では、罪悪のためにいっしょになった敵は、いっしょに礼拝した親友であ
る。
後半では、しかし主は、決して詩人を見捨てず裏切ることはない。

D: 前半では、敵がよみに下ることを求め、
後半では、敵が最終的に滅びの穴に落とされることを確信して主に信頼する。

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