Subject:
[BibleReading] 詩篇108篇 107篇との比較
From:
"keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com>
Date:
2005/11/16 12:06
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

こんにちは、+KeiyaKannoです。

詩篇108篇の前半と後半のつながりが明瞭ではないので、57篇の前半と60篇の前
半を見て考えたが、まだはっきりしないので、前の詩篇である107篇との関係に
おいて研究しました。

詩篇107篇で特徴的なのは「この苦しみのときに、彼らが主に向かって叫ぶと、
主は彼らを苦悩から救われた」という言い方が4回でてくることである。また
「彼らは、主の恵みと、人の子らへの奇しいわざを主に感謝せよ」という言い方
も4回繰り返される。

「恵みを感謝する」というテーマは1節と43節を含めると107篇には6回もでてく
る。このことは108篇では恵みが天にまで及び、雲にまで及ぶことと関係してい
る。恵みを与えられた者は感謝しなければならないのである。

107篇で最初に取り扱われている問題は、人々が荒野、荒れ地でさまよっている
ということである。このことは108:1の心がゆるがないということの逆であり、
57篇の御翼の陰にいる状態の逆である。

次に取り扱われているのはみことばに逆らうことによってやみの中にいるという
問題である。それは57篇の詩人が遭遇している問題であり、敵、獅子の穴にいる
という状態である。これは次の段落の、死の問にいることとも同じである。また
このような状態にいるということは神に拒まれているということでもある。神と
の関係が断絶していたが、神は助けてくださったのである。

海でさまよっているという問題は60篇の最初にある怒りによってよろめくという
こととつながっている。神は怒っておられたが、みわざを見せ、民を港に導かれ
たので感謝せよということが、この箇所で賛美されている。

このことからはっきりしてくるのは、神が恵みを与え、契約を守ってくださると
いうことは敵から助け、一緒に戦ってくださるということである。出エジプト記
34章にあるように怒って拒んでいることと、恵みは正反対なのである。

-- +KeiyaKanno mailto:keiya@kanno.com May God bless you! +saiwai.net A Psalm A Week - Family Devotions Homepage: http://saiwai.net/ eGroups : http://groups.yahoo.co.jp/group/saiwainet-biblereading/ ・モバイル: http://rd.yahoo.co.jp/egroups/050616info/1.html ・移行手続: http://rd.yahoo.co.jp/egroups/050616info/2.html ・利用規約: http://rd.yahoo.co.jp/egroups/050616info/3.html